出産後の入院生活⑥退院 [健診・出産(上海国際和平)]

3泊4日の入院生活はあっという間に終了。
1日目は出産で終わってしまったし、2日目からもりんりんはほとんど寝ていたので、ほぼ一日中何か食べて何度か授乳に挑戦してりんりんを眺めているだけ、という感じだった。

退院時には以下のものを渡された。
(1)赤ちゃんのおへそ消毒薬と綿棒
沐浴後に消毒薬を綿棒につけて2回くるくるしてください、と言われる。
(2)飲み薬2種(漢方)
①催乳顆粒
文字通り、産後に気血が弱ることによる母乳不足に用いる薬。1日3回×4日分。
この薬、量がめちゃくちゃ多い。1回分が20gもあって、私はもともと粉薬がそのまま飲めないのでオブラートで飲むんだけど1回に7枚くらい必要。
中国の漢方ってなんでこんなに量が多いんだろう?
日本だったらもっとエキスとか錠剤とかありそうなのにな…。
②婦康丸
産後の気血不足に用い、腹痛、頭や体の痛み、悪露が止まらない、出血過多、便秘、母乳が出ないなどの症状に利く薬。
毎日2回をお湯か黄酒(紹興酒など)で服用する。
え、紹興酒飲んでもいいんだ…。まあ、普通のお酒よりは体によさそうだけど。
(3)産婦縫合部の消毒薬
洗面器にお湯(できれば煮沸したもの)を入れ、薄めて使用。

処方されたお薬。
漢方というところが中国っぽい。

20120211.JPG

10時前に財務担当の人が来て、デポジットと実際費用の差額を現金で渡してくれる。
ここでも部屋代から食事代、注射や薬品まで明細がきちんと出され、明朗会計。
入院は2.5日分になっていたけど、なんでだろう?
一日目は半日分娩室にいたから、入院にならないんだろうか。

10時頃、相方が迎えに来てくれたときにはすっかり帰る準備もできていた。
病室を出て帰る際に、部屋のカードキーを看護師さんに渡して100元のデポジットを返してもらう。
そうそう、国際和平の各病室はオートロックになっていて、カードキーがないと入れない。
看護師さんや配膳・掃除係なんかはそれぞれカードキーを持っていて入ってこれるようになっている。

通訳さんと看護師さんが見送ってくれて、記念撮影なんかして、いよいよ本当に退院。
最後に病院を出る際に、事前に看護師さんにもらっていた名前など記載された小さな紙を警備員さんに渡す。
多分、赤ちゃん連れ去りとか取り違えとかそういうのを防止するためのものなんだろう。

国際和平での出産と入院生活は、概ね悪くなかったと思う。
確かに中国の病院なので、とても親切に何でも教えてくれるわけではない。
やはり相方のお母さんは何も教えてくれないことや、看護師さんがえばっているように見えることなど、驚いていた。
私は事前に聞いていたのでそれほど驚かなかったけれど、確かに回診や食事、りんりんのミルクの時間などスケジュールくらいは事前に教えてくれてもいいのにとは思った。
でも逆に言えば、聞けばある程度は教えてくれるということだ。
日本ではありえないけど、中国では普通のこと。
ただし言葉ができない場合には、それもかなり難しい。

でも何はともあれ、りんりんを無事に産ませてくれたんだからそれだけで本当にありがたい。
私の出産を担当した鬼コーチ先生は、どうやら助産師さんだったらしく、しかも看護師さんの間でもかなり有名らしい。
帰りしなに“あの先生はよかったです、よろしくお伝えください”と看護師さんに言うと、“あの、もっとがんばれ!もっとがんばれ!って叫ぶ○○先生でしょ?”と苦笑していた。
本当は他の患者さんへの影響もあるので、分娩であまり大きな声を出すことは禁止されているらしい。
でもあのテンションがあったから乗り越えられたと言っても過言ではないので、本当に感謝したい。

いろいろな人に支えられて、りんりんはお腹の外に出てきた。
これからの長い人生、楽しみだね。
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