中国の絵本 [中国語絵本]

私自身絵本が大好きなので、りんりんが生まれる前から本屋に行くとよく絵本コーナーに立ち寄っていた。
中国語の勉強とか言って、何冊か購入したりもしていた。
店頭で目に付くのはほとんどが外国作家の絵本を中国語に訳したものばかり。
日本でよく見る作家さんのものも多数。
ただせっかく中国にいるのだから中国人作家の絵本がほしいなと思って探したのだけど、あまり適当なものが見当たらない。

ある日中国人の友達と話していてなるほどと思った。
彼はドイツ語の絵本を中国語に訳したことがあるのだけど、なんと翻訳料がたったの500元だったそうな。
もちろんその本はちゃんと出版されて正規に販売されているのに、だ。
たしかに絵本は文字数だけで言えば少ないけど、きちんとした言葉を選んで、ましてや子どもにもきちんと伝わるような表現方法を考えたら、ちょっとやそっとの手間じゃできないだろう。

そしてもっと驚いたことに、彼曰く中国では作家が絵本を出版したとしても1冊につき原稿料は1万元ほどで、絵本が売れたとしても印税が入るような仕組もないらしい。
“この状況じゃ、中国では絵本作家は育たないだろうね”と彼は言った。
そりゃ、絵本作家だって食べていかなくちゃいけないわけだし、この条件じゃ本気でそれを仕事にするのは難しい。
きっともっときちんとした仕組があれば、中国でも素敵な絵本作家さんがたくさん生まれるんだろうに。
なんだか、とっても残念だ。

ちなみに比較的若い年代の同僚に“子どもの頃に何の絵本を読んでた?”と聞いてみると“ウルトラマン”。
いや、それは絵本じゃないんじゃ?
小さい子どもを持つ同僚に聞いてみると“しまじろう(巧虎)”が多い。
うーん、どちらもキャラクターものか。

中国作家さんのお奨め絵本がある方がいたら、ぜひ教えてほしい。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:育児

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

三角関係上海の絵本屋さん ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。