出産前に調べたこと(実践編)③境外人員臨時住宿登記単の取得 [上海出産前に調べたこと(実践編)]

無事にパスポート取得できたので、次は居留許可の申請。
生後1ヶ月の期限まであと1週間。急げ急げ。

その前に居留許可申請の必要書類の一つ、境外人員臨時住宿登記単を取りに最寄の派出所へ。
最寄と行っても我が家からは徒歩20分くらいかかる。
必要書類は下記。

①賃貸契約書の原本とコピー
②本人のパスポート原本
③出生医学証明(念のため)

りんりんは居留許可取得前なのでビザなしの状態とみなされ、有効期限が14日間で記載される。

中国で生まれた子どもの一回目の居留許可取得には、本人のものだけではなく両親の境外人員臨時住宿登記単も必要となるため、相方と私のものも更新してもらう。
以前居留許可を申請する際に取得して、再度更新に行くのをすっかり忘れていた。
本当はだめなんだけど、これで罰金になったことはまだない・・・。

更新の必要書類は
①賃貸契約書の原本とコピー
②本人のパスポートと就業証(就業者の場合)原本
③以前に同じ派出所で手続きをしたことがある場合には、前回取得した境外人員臨時住宿登記単原本

私と相方の分は以前に取得したもののビザ有効期限部分に訂正印を押して日付を変えるだけ。
ものすごく簡単。
新生児が一緒に行く必要はないので、両親のどちらかが行けばOK。
今回は相方に3人分まとめて手続きに行ってもらった。

これで必要書類は全部揃ったので、次はいよいよ居留許可の申請。

【メモ】
公安局HP(境外人員臨時住宿登記単の手続きの仕方):http://wsbs.police.sh.cn:81/wsfwzx/jsp/crj/wsbs_main.jsp?pa=f6a80f0aa1bfd2ce9069cd007bf72afc8bdf5bb19c98bf9f(中国語)
最寄派出所:どこかわからない時は大家さんやマンションの警備員などに聞くといいかも。
手続時間:派出所によって違う。8時半から夕方か夜まで。週末も受け付けているけど担当者が休みでいなかったりするとえらく待たされることがあったので我が家はなるべく平日に行くようにしている
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初節句 [三女りんりん]

3月3日、りんりんは初節句。
雛祭の起源は中国にあるというけれど、現在こちらで3月3日に特に何か行事があるかというと私が知る限りはない。
百度で“3月3日は何の日?”と検索しても、“耳の日”なんていうのが出てくるくらいだ。
逆に日本の雛祭りが紹介されていたりする。

とにかく無事に出産して家にりんりんを迎えることばかり考えていたので、初節句のことなんてすっかり頭から抜けていた。
相方のお母さんが猫のお雛様を作ってくれて、洋風ちらし寿司をいただいた。

20120303.JPG

りんりんはまだ食べられないので、今日もおっぱいとミルク。
来年は一緒に食べられるかな。
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予防接種①B型肝炎2回目 [予防接種]

りんりんは生後30日になったので、B型肝炎の接種を受けなきゃいけない。
B型肝炎の接種は3回あって、1回目は生まれた途端にぶすっとされたので今回は2回目。
中国の予防接種は種類も多いのでこれから数ヶ月は毎月接種を受けに行かなきゃいけないし、来月には健診もあるし、りんりんは赤ちゃんなのにいろいろ忙しい・・・。

出産をした国際和平は小児科はあるけど予防接種を行っていないので、他の病院を探さなくてはいけない。
上海では一般的に住んでいる区の社区中心に行けば、国で定められた範囲の接種で国内産ワクチン使用であれば無料で受けられる。
りんりんも上海で生まれて上海市予防接種証ももらっているのでそこでも受けられるはずだけど、でも社区中心は予約できないし時間が読めないので、今後仕事復帰した後のことを考えるとどうかなというところ。
ここは少し出費をしても日系クリニックに行くか・・・。
一応ウェルビーに電話して予防接種を受け付けている最寄のクリニックやワクチンのことなんかも聞いたけど、やっぱり日系クリニックだと輸入ワクチン代プラスでかかる診察料が高かったり、中国の接種スケジュールではなく日本のものに合わせるので月齢が2ヶ月以上じゃないと受けられなかったりで何だかいまいち。
ローカルでどこかあるか聞いたところ、復旦大学附属児科医院は予防接種をやっているとのこと。
ウェルビーの通訳がつくし、VIPなので予約ができて診察費もあまり高くないし、中国産ワクチンか輸入ワクチンを選べるらしい。
閔行区なので家からだと結構遠いけど、とりあえず行ってみるかということで、ここに決定。
りんりん満1ヶ月の2月27日に予約してもらった。

当日は14時の予約なので、12時過ぎにおっぱいとミルクをあげて、13時過ぎには家を出た。
今回は初めての予防接種なので、相方と相方のお母さんとみんなでお出かけ。
前日にりんりんの顔を見に来てくれたお友達にいただいたエルゴの抱っこ紐で出発。
寝心地がよかったのか、りんりんは出発前からすでに熟睡。

さすがに閔行は遠くて、タクシーで40分もかかった。
空港よりも遠いなんて・・・。

病院はものすごく大きくて、敷地内までタクシーで入ってもらわないと大変なくらい。
VIPは入院病棟の6階。
病院内はとてもきれい。

予防接種だけかと思ったら、注射の前に一応健診をしてくれた。
体重と身長の測定、聴診器で心臓の音を聞いたり、舌を見たり。
特に問題はないそう。
りんりん、なんと体重が4200gに。
といっても、服を着た状態で4490gで、なんでかわからないけど4200gとのこと。
ものすごくアバウト・・・。

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でも少なくとも4000gはありそう。出生時から約1000gの増加。
身長も52.5㎝で1ヶ月で2.5㎝伸びた。

ちなみにりんりんは測定されるときもひたすら寝ていた。
熟睡しながら身長を測られるりんりん。

20120229-2.JPG

注射をされたときはさすがにぎゃーと一声泣いたけど、その後何事もなかったように引き続き熟睡して、ついでに帰りに古北の日系スーパーで買い物をしたときもぐっすり。
さすがに3時間ほどたった頃にぐずぐずし出したのでオムツを換えようとしたら、結局オムツ換えできるような場所が見つからず。
カルフールのトイレはとてもじゃないけどオムツ換えできるような感じじゃなかった。
うーん、上海のオムツ換えできる場所は要研究だな。
何とかごまかしてタクシーで帰宅。
初めての長時間の外出、りんりんお疲れ様。

今回来てくれたウェルビーの通訳さんは大阪のおばちゃんのようでとても面白い人だった。
来月の同じ日に予約をしてもらったんだけど、相方が出張で“一緒に来られるかわからないね”と話していると、“私がいるから大丈夫よ!”。
いや、行き来の移動とかそういう問題だったんだけど。
まあお医者さんも優しそうだったし、Hibや肺炎球菌のワクチンも一緒に接種できるらしいし、待ち時間もほぼなかったので、ちょっと遠いけど予防接種は1ヶ月に1回ということで引き続きここに通ってみることに。
ちゃんと母子手帳と予防接種証にも記入してもらったし、次回はポリオの1回目。

【メモ】
病院:復旦大学附属児科医院(万源路399号)
   特殊予防接種部は住院部6階。
診察時間:特殊予防接種部 月~土曜日9時から16時
予約電話:64931121
B型肝炎2回目 200元(診察代)+70.8元(ワクチン・注射代)
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ミルクの話 [三女りんりん]

おっぱいの量が足りなかったので、りんりんは生後1週間半頃から粉ミルクとの混合になった。
基本的には1日最低8回、先に母乳を20分あげてからミルク60㏄を足している。
実際は母乳+ミルクの他に2、3回母乳だけをあげることが多い。

ミルクははじめ日本から持ってきてもらった“明治ほほえみらくらくキューブ”を使っていたのだけど、これは外出に便利そうなので出かけることが多くなりそうな今後のためにとっておいて、生後2週間から上海でも購入できる明治の“珍愛児1”に切り替えた。
そして本日めでたく一缶目のミルクを完食。
あんなにたくさんあったのにあっという間になくなった・・・。

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りんりんの体重は混合にしてから順調に増えて、今では3700g。
混合にする前に大分体重が減ってしまったので、その後の2週間で1000gほど増えた計算に。
最近のりんりんはほっぺもぽちゃぽちゃして首や太腿にくびれが出てきた。
それにしても2週間で体重が30%も増えるなんて、新生児ってすごい。

私の仕事復帰もあるので、今後もりんりんにはなるべく母乳をあげつつミルクとの混合でいく予定。
りんりんは今のところおっぱいも哺乳瓶からのミルクも上手に飲める両刀使いなので、このままいけたらいいな。

【メモ】
明治珍愛児1(0~1歳用)
内容量:900g
価格:210元前後(大きいローカルスーパーや母嬰之室などローカルのベビー・マタニティ用品販売サイト(http://www.muyingzhijia.com/index.aspx)、日系スーパーしんせん館のネットデリバリー(http://www.shinsen-mart.com)でも購入可能)
原産国:オーストラリア
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便秘の話② [三女りんりん]

りんりんがお腹から出てきて早いものでもうすぐ1ヶ月。
よく食べて、よく泣いて、よく寝て、とても元気なご様子。
最近は少しずつ目が合うようになってきた。
メリーをじっと見つめたり、ちょっとずつ変化がある。

りんりんの便秘を心配してくれた人がたくさんいたので、その後のお話を。
少しずつうんちが出て便秘問題解決かとほっとした次の日から、今度は溜まっていたものをとりあえず全部出すのねという勢いで出始めた。
相方に言わせるとそれは“土石流のよう”で、回数も一日5回ほど。
さすがに、今後もこの勢いで出続けるのか・・・とちょっと不安になったけど、3日ほどで落ち着いた。

その後しばらくりんりんのうんちパターンを見てみると、どうやら彼女はやっぱり“溜めるタイプ”らしく、1日か2日“蓋についたケチャップ程度(相方談)”が続いたかと思うと、その後土石流がやってくるといったリズム。
ただしさすがに最初の頃のように一日に大量が5回ということはなくなって、ちょっとほっ。
本やネットで見ても、うんちの出し方にしてもいろいろなタイプの赤ちゃんがいるらしいので、これもりんりんの個性というところかな。
とりあえず少しずつでも出てくれるなら安心。
相方のお父さんが海を越えて日本から送ってくれた赤ちゃん用浣腸は、今後もしもの時のために大事にとっておこう。

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出産前に調べたこと(実践編)②パスポート取得 [上海出産前に調べたこと(実践編)]

パスポート取得もなかなか大変だった。
ただし上海日本領事館への申請はいたって簡単。
新生児のパスポート申請書類は戸籍謄本1通(6ヶ月以内のもの)、写真2枚(6ヶ月以内に撮影した同一のもの)のみ。
ちなみに当然なんだろうけど戸籍謄本上のりんりんの出生地は“中国上海市”になっている。
あんまりじっくり見たことなかったけど、戸籍謄本って結構いろいろな情報が載っている。

20120221.JPG

パスポート申請は上記2つと親のうちどちらかが自分のパスポート持参で領事館に行き、申請書類に記入して提出するだけ。

じゃあ、一体何が大変だったのかというと、証明写真の撮影。
はじめは写真屋さんに行って撮ってもらおうと思ったんだけど、生まれて1ヶ月も経たないりんりんは一日のほとんどの時間寝ているし、寝ていなければおっぱいを飲んでいるか、もしくはお腹が空いたかオムツが汚れたと泣いていて、ぱっちり目が開いてご機嫌な時間なんてそうそうない。
あったとしても数分間。この間に写真屋さんに行って撮影まで終えるなんて、不可能に近い。
そこでネットで調べてみると、意外と家で撮影したという人多し。
白いシーツか何かの上で撮影すればいいらしい。
念のため領事館に電話して聞いてみると、規定通りの大きさで画素数が足りており、影などなければ、自宅で撮影したものでもかまわないらしい。
ただし領事館のHPに載っている写真の条件はかなり厳しい(http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/procedure/ic_photo.pdf)。

とりあえずやってみるかと相方と撮影を始めたものの、まず第一に正面を向いてくれない。
向いたとしても指をしゃぶっていたり、手で顔を隠したり、泣いてみたり、口を開けたり、とにかく“証明写真らしい顔”なんて全くしてくれない。
三脚を持ち出して撮影に望むも、断念すること数回。
撮影を始めて3日目の朝、おっぱいとミルクを飲んで満足したところで一瞬正面を向いてくれた瞬間についに撮影成功。
あー、大変だった・・・。
あとは相方がフォトショップでサイズを整えて写真用光沢紙にプリントして終了。
うーん、見た目はかなり証明写真っぽいけど、領事館でOKしてくれるかな・・・。

申請は相方が行ってくれた。
曰く、申請書を書くのに時間がかかったりしていると、係の人がすぐに来て懇切丁寧に教えてくれたり、申請そのものは全く問題なかったらしい。
この親切さ、日本にいると当たり前なんだろうけど、中国だと“さすが日本領事館だなぁ”と思う。
パスポートのサイン部分は、りんりんはもちろんサインできないので相方が代筆。
写真も問題なく使ってもらえたらしい。

申請してから待つこと1週間、受け取りは新生児の場合でも本人が来ないといけないということで、みんなでお出かけ。
りんりんはお出かけ前におっぱいとミルクを飲んで、自宅を出発する時から帰ってくるまでひたすら寝ていた。
領事館での本人確認の際には、“顔を見せてください”と言われたので一応持ち上げて見せると、“よく寝てますね”で終了。
確認できたんだろうか・・・。

こうしてりんりんは生後3週間にしてパスポートを取得した。
サイン箇所にはりんりんの名前の下に“相方の名前(父代筆)”と入っていて、何だかいい記念に。
苦労して撮った写真もちゃんと載っていた。
パスポートは新生児でも有効期限5年なので、この顔で5年間いくらしい。
新生児の顔なんて毎日変わるのに、今後出入国の担当者はどうやって判断するんだろうか・・・。

20120221-2.JPG

【メモ】
※領事館にパスポートを受け取りに行く際には、申請時に渡される引渡書と同行する大人のパスポート(複数でいく場合には全員分)を持参する必要があるので忘れずに。
パスポート申請:月~金曜の午前9時から11時半及び午後1時半から3時半
パスポート受取:月~金曜の午後4時から5時
手続必要時間:5営業日(月曜申請→翌週月曜受取)
手数料:5年パスポート 12歳未満の場合460元(12歳以上は850元)
在上海日本国領事館:万山路8号
手続き詳細は領事館のHPにて確認可能→ http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/procedure/passport.html
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お祝いメッセージ [妊婦・産婦生活]

入院している間に、中国人の同僚や友達にりんりんの誕生をショートメールで知らせた。
返ってきたお祝いメッセージはやっぱり辰年にちなんだものがたくさん。
“何とか年明けまで持ちこたえて龍宝宝にしなさい!”と前々から周りの中国人に言われていたので、“よかったね”というメッセージ多数。
お正月6日目だったので、それにちなんだものも。
面白かったので、いくつかメモしておこう。

お祝いのメッセージ1.jpg
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お腹の話 [妊婦・産婦生活]

りんりんが生まれてすぐ、まだ分娩台の上にいたとき、ふとお腹を見ると一気にへこんでいたのでびっくりした。
お腹にりんりん(当時はがんちゃん)がいた時には、寝転ぶとお腹より下なんてほとんど見えなかったのに、今じゃはっきり見える。
“お腹が大分小さくなりましたよね”と助産師さんに言うと、“そりゃ、あれだけのものが出てきたんだからねー”と返された。
それもそうだ。
その後、助産師さんにお腹をぎゅうぎゅう押された。
前に中国ではお腹を引っ込ませるため産後にものすごく押されると聞いたことがあったけど、どちらかというと子宮の中に残っているものを押し出しているようだった。

次の日の朝、トイレに行って鏡を見ると、昨日はあれだけへこんだと思っていたお腹が実はまだ相当大きいことに気付く。
まだ妊娠7、8ヶ月(妊娠中、私のお腹は小さいほうだった)頃の大きさくらいはありそう。
ひぇ、これはこの先どうなるんだ?

念のため、通訳さんに冗談交じりに“お腹まだ結構大きいんですけど”と言ってみると、“うーん、ちょっと大きいね”と言われる。
え、そうなんだ…。
その後通訳さんが回診のお医者さんに聞いてくれたところ、開口一番“まあ、肉もついていることだし”。
え、これ全部肉?まあ18キロくらい太ったしなあ。
それにしてもこれを引っ込ませるのは大変そう…。
“じゃあ、ダイエットするしかないってことですかね?”と聞いてみると、“まあ、そうですね。でも子宮がまだ下がってきてないこともあるし、問題ないですよ”とのこと。
ふーん…。

ちょっと心配したお腹だったけど、退院して何日かするとどんどん小さくなって、2週間もするとちょっとたぽたぽしている程度になった。
きっとこれは本当にお肉なので、鍛えないとなくならないんだろう。
母乳をあげていると体重の戻りも早いと聞いていたけど、2週間で40キロ台(8キロ強減)まで落ちた。
相方のお母さんが家事を一手に引き受けてくれているし、相方も協力的なので、りんりんのお世話以外は外にも出ていないしほとんど動いていないんだけど、人間の体って本当に不思議。
自然にどこまで元の体重に近づくものなのか、もうちょっと経過観察してみよう。

我が家のちび二人組は毎日ストーブにべったりで、そのくせ食欲は相変わらずなので、肥満にならないように気をつけないと・・・。

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出産前に調べたこと(実践編)①出生届 [上海出産前に調べたこと(実践編)]

事前に私と相方の戸籍地(私の実家)の役所に電話で問い合わせをし、意外と簡単だと思っていた出生届。
でも実際にやってみるといろいろあった。

りんりん生後4日目の1月31日、退院して家に戻ってきたこの日、相方に出生届に必要な書類をEMSにて実家に送ってもらう。
①出生届(出生証明書):以前相方が日本に帰国していた際に持ち帰っていた出生届フォーマットのうち、左側の出生届部分は自分達で記入。この時、フォーマットが一枚しかないのに間違ったりして慌てたけど、ネットで調べたら訂正印を押せばいい事がわかりなんとか完成。フォーマットは大目にもらっておくべきだったかも。フォーマット右側の出生証明書部分は入院中に病院で記入してもらった。外国語の場合には翻訳が必要と役所の担当者に言われていたけど、日本語でそのまま書いてくれたので翻訳は添付せず。
②出生医学証明書:役所では事前に言われていなかったけど、念のため中国側で発行された出生医学証明書のコピーとウェルビーの通訳さんが作成してくれた翻訳版2部のうち一部を同封。出生医学証明書の原本は再発行不可だし、居留許可書の手続きなど使うので送らない。
③母子手帳:役所の人が市町村の出生届完了の記録を記載してくれるというので、これが必要なのかどうかは疑問だったけど一応送った。

2月3日、実家に書類が届き、母がその足で届出に行ってくれた。
一応受理がされたということで一安心と思っていたら、週明けの2月6日に電話がかかってきた。
“出生証明書は日本の医師法に基づくものなので、海外の場合には現地の証明がいる”云々。
“中国の医学証明書を送っているのでそれではだめですか?”と聞くと“もう一度確認します”とのこと。
その後、“医学証明書の原本を送付してくれ”との連絡が入ったので、“再発行できないもので、こちらの手続きでも使う。原本を一度送るのはかまわないが、こちらのビザ手続を1ヶ月以内に終えなければならず時間がない”と説明すると、“もう一度法務局に確認してみます”。

私の実家は東北の片田舎で、担当者とのやり取りから見るに、こうした手続きをしたことがこれまでに一度もないよう。
しかも役所から国際電話がかけられないらしく、何度こちらの番号を教えても、かからないと言って日本にいる母経由で話が回ってくるので、まどろっこしいことこの上ない。
じゃあ、事前に問い合わせたときにそう言ってくださいよと言いたくなるけど、相手も一生懸命やっているし、田舎ですぐにいろいろな情報が広まる地盤を考えるとここで喧嘩すると後で何を言われるかわからないし、我慢する。

中国も都市と地方じゃ格差がものすごいと言うけど、日本の行政も都市部と田舎じゃかなりの差があると思う。
少なくとも東京だったらこんな対応はされないだろう。
相方の実家がある東京に戸籍地を移そうかなと本気で考える。

その後結局役所とのやり取りは丸一日かかり、結果的に下記の申術書を提出することで落ち着いた。

申術書
○○○(子どもの氏名)の「出生医学証明(中華人民共和国衛生部発行)」は、
再発行が不可能なものであり、中国滞在ビザの取得等に必要なため原本の添付
はできません。
                        平成24年2月 日
                        母 ○○○○ 印

ちなみに、出生届と筆跡が一致しなければならず、最後の捺印も出生届上のものと同一でなければいけないんだそうな。
つまり、手書きして原本を再度役所宛に送付しないといけないということ。
面倒くさすぎる・・・。

ただいろいろあって役所の担当者も悪いと思ったのか手続きをがんばってくれたようで、8日に発行ができる予定だった戸籍謄本が7日には出来上がったと母に連絡があり、その日にEMSで送付された謄本は9日には上海で受取れた。
こうして晴れてりんりんは日本に出生届を出し、日本の国籍を取得した。
さて、次はパスポートを取らないとね。
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上海出産事情⑪龍宝宝を生むために [上海出産事情]

出産前の最後の健診に行った日、面白い話を聞いた。
春節数日前のこと、予定日間近の中国人夫婦+妊婦のお母さんがVIPのフロアで言い合いを始めたそうな。
原因は、“赤ちゃんがすでにかなり大きくて逆子なので、帝王切開でも早めに産んだほうがいい”というお母さんと“どうしても龍宝宝(辰年ベビー)がほしいから、せめて年明けまでは待ちたい”という旦那さんの対立。
そりゃ、お母さんからしてみれば自分の娘の体が心配だろうし、龍宝宝なんて言ってられないだろう。
言い合いは2~3時間にも及び、その場で聞いていた人はうんざり。
結局春節開け早々の26日の健診を予約して帰ることになり、なんと元旦の23日に奥さんが産気づいて、無事に龍宝宝(しかも元旦生まれ)が生まれたのだそうな。
なんと親孝行で、そして空気の読める赤ちゃん…。

りんりんもそういう意味ではこちらの話を聞いてくれるとてもいい子で、“年末年始はタクシーが捕まらないし、病院も人手が少ないからもうちょっと待ってて”“病院の正月休みが終わったし、予定日過ぎたからもう出て来てもいいよ。出て来い、出て来い”などというわがままな親の願いを聞いて、ちゃんと予定日の次の日にすぽっと出てきてくれた。
お腹の赤ちゃんに言い聞かせると案外それ通りに出てきてくれるという話は本当だと思う。

それにしても中国人の龍宝宝に対する思いは強烈なようで、最近とんとん拍子にお付き合いがうまく行って年内にも結婚か?と言っている中国人の友達は、“ついでだから今年子どもも産んで、龍宝宝にしちゃいなよ”と周りに言われているらしい。
りんりんの右側のおでこには小さな突起物があるんだけど、病院のスタッフやお祝いに来てくれた同僚には“龍宝宝だから小龍角が生えてるんだね。かわいいね”と言われる。
龍宝宝だと、いろいろなものが縁起がよくなるらしい。

一体今年は中国中で何人の赤ちゃんが生まれるんだろう・・・。
中華圏で考えたら、ものすごい数になるんだろうな。
ちょっと恐ろしい・・・。
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